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Chararinaのバージョン3.30以降では、Windows Vista上での動作と互換性を取るためにキャラクターデータフォルダの位置が変更されました。本ガイドはChararina Ver.3.30以降に対応しています。2007.04.18 変更。本文中の記述は「キャラクターデータフォルダ」→「datフォルダ」に変更されています。現在の「キャラクターデータフォルダ」とは、キャラクター作者分類フォルダが格納されているフォルダを指します。

キャラクターの作成は、キャラクターデータフォルダに作業用フォルダを作成し、その中で行います。

1.以下の図のようにフォルダを作成します。

フォルダ ツリー

Chararina (Ver.3.30以降) をインストールしたとき、Chararinaフォルダまでは自動で作成されます。このフォルダに、私たちが作成するキャラクターのデータも配置してゆきます。

赤いフォルダが作成しなくてはならないフォルダです。このガイドではそれぞれのフォルダに対して上記の呼称を使用しますが、キャラクターデータフォルダ以外は正式なものではなく、このガイド独自の呼称です。
また、キャラクターデータフォルダのパスは通常、次の通りです:
C:\Documents and Settings\[Windowsのユーザ名]\Application Data\Praesens\Chararina

フォルダ名 本ガイド中での呼称 説明
Chararina 「キャラクターデータフォルダ」 Chararinaのキャラクターがインストールされるフォルダ。
aya 「ayaフォルダ」 プログラムを記述したファイルを置くフォルダ。
TEST 「キャラクター作者分類フォルダ」 キャラクター作者1人1人のフォルダ。このフォルダの名前は、作者名を表すベンダーコードに左右されます。ベンダーコードとは、キャラクターの作者を識別するための文字列です。半角英数の2~4文字で好きなコードが指定できますが、本ガイドでは、「TEST」を使用します。詳しくは公式ページ、自作キャラクターの登録ガイドを参照してください。
OCG1 「キャラクター分類フォルダ」 ある作者のキャラクター1体1体ごとのフォルダ。
dat 「datフォルダ」 あるキャラクターの画像ファイル、実行ファイルなどを置くフォルダ。このフォルダは、ayaフォルダと紛らわしいかもしれませんが全く違うものです。ayaフォルダには人間の読める形でプログラムを書いておきます。datフォルダには、次項以降での作業でayaフォルダの中のプログラムをChararinaの解釈できる形に変換したものが入ります。

カッコ内は、本ガイド中での呼称です。

フォルダを上図のように配置し終えたら、次の手順でツール類を配置します。

2.PDKの中からayac.exeとayap.exeを上図のayaフォルダにコピーします。プログラムをChararinaが実行できる形式に直すツールです。

以上が完了したら、フォルダの名前などが上図と一致しているか確認してください。一文字でも異なると動作しないため、注意してください。

3.キャラクター分類フォルダキャラクター作者分類フォルダではなく、正しくはキャラクター分類フォルダです。2007年3月18日、誤記を訂正しました。ご迷惑をおかけしました。に、次のファイルをダウンロードしてコピーしてください。これはChararinaがキャラクターの存在を認識するタグのようなものです(作成方法は後のエントリで解説します。)。

TEST-CCG1.psn

以上で環境の構築はほぼおしまいです。ここまでの作業が完了したら、次の項目「2-1. サンプルキャラクターを動かそう」へお進みください。

まとめ:

  1. 製作環境の立ち上げは、正しいフォルダ配置から。
· キャラクター作成 入門編, 作成環境, 2 つのコメントがあります (コメントを投稿)